今年もあと1か月となりました。
この時期は何となく気ぜわしくて、皆さん落ち着かないですよね。
こども園のみんなはと言うと、いろいろな行事もひと段落し、寒い中でも汗をかくほど走り回ったり、部屋の中では自分で選んだおもちゃで集中して遊ぶ姿、お兄さんお姉さんのまねをして、少し難しいことに挑戦する姿も見られます。

そんな中、先日 年長組の24名が庄原市内に自分たちで考えた旅に出かけました。
その時、一緒にバスや芸備線に乗り合わせた方々に、「遠足?」とたずねられる場面が何度かありました。
子どもたちは、
「たびよ!たーび!」
「三次から自分らで考えた旅に来たんよ」
と、えっと驚く皆さんを前に、しおりを見せながら説明をはじめました。子どもたちの自信満々な口ぶりに最後まで聞いて下さる皆さんでした。

旅の最後の芸備線では、一緒に乗った高校生たちが、満員の車内から「一緒に降りよう」とこどもたちを誘導しておろしてくれました。

やさしい方々にたくさん出会い、それぞれの方に折り紙花束を渡してお礼を言いました。これもなんと子どもたちのアイデアなんですよ。一生忘れないような旅をしたこどもたちは、今度はもっと遠くまで行こうと次の計画を立て始めています。
次は、1日で帰れるかな~?
こどもたちを信じて任せることで、わたしたちもかけがえのない体験ができました。
「雑草のごとくたくましく」
これからもこの園訓を心の根っことして、赤ちゃんから5歳児まで自分で考えて行動する姿を見守っていく職員集団でありたいと思っています。
さて、12/1より 三次市で新規入園受付が始まりました。
入園希望のみなさんに、よいご縁がありますように。
園長 白根 三和子
